ガバナンス関与への監査役のあり方と責務
~改定監査役監査基準、会社法、ガバナンス・コード等で経営監査へ対応~
【開催日時】2024年7月19日(水)午後1時30分~4時30分
【会場】 港区立産業振興センター 港区芝5丁目36-4 札ノ辻スクエア 10階
【備考】 WEB受講は開催終了後、一両日中に視聴用URLを送付
【重点講義内容】
近時の法令改正やcコーポレートガバナンス・コードの進展により、監査役の側におけるノウハウの重要性が高まり、監査役の責任もより厳しく問われるようになっている。
そこで、改定された日本監査役協会の監査役監査基準の内容も踏まえ、本セミナーでは、監査役が効果的かつ効率的にその職責をまっとうするため、具体的にはその職務どのように果たしていくべきかを法令等にてらし実務上の重要ポイントを解説する。
Ⅰ 監査役の基本的職務
1会社法で認められた強大な権限
2期中監査と期末監査における職務のあり方
3内部統制システムの構築に対するチェック
4監査調書の作成の意義と重要性
Ⅱ 裁判例に見る監査役の義務と責任
1粉飾決算事例における責任に関する裁判例
2監査役の善管注意義務と忠実義務
3第三者に対する責任
4監査報告の義務と責任における留意点
Ⅲ 取締役会における監査役の役割
1出席義務と意見陳述義務
2代表取締役等との意思疎通
3発言の着眼点
4常勤監査役と非常勤監査役の役割
5社外と社内監査役の役割分担
6適法性監査と妥当性監査
Ⅳ 監査役会の効果的運用・活用方法
1独任制と組織的・効率的監査の関係
2監査役会の効果的活用法
3監査役会議事録のあり方
4株主による提訴請求に対する対応
5その身分と報酬等の規律
Ⅴ 内部統制監査の実際
1内部統制監査基準の考え方
2内部監査部門及び外部監査人との連携と役割分担
3監査役補助使用人に関する考え方
4内部通報制度の活用
5効率性と有効性のバランス
Ⅵ CGコードを踏まえた監査役の課題と展望
報酬等の決定方針への関与のあり方
監査等委員会設置会社 等との比較・検討
【詳細・お申込みはこちらから】
ガバナンス関与への監査役のあり方と責務 (sul.co.jp)
【講 師】浜辺陽一郎
青山学院大学法務研究科(法科大学院) 教授
弁護士法人 早稲田大学リーガル・クリニック 弁護士